養老温泉(岐阜)公衆浴場「ゆせんの里」の温泉分析書
岐阜県の養老温泉にある日帰り温泉施設「ゆせんの里」の温泉分析書です。
大人平日700円、土日祝800円、いずれの日も10時までに入館すれば朝風呂料金550円で入浴できます。
温泉分析書の記載内容
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(等張性、中性、温泉)です。
源泉名 | 養老温泉2号泉 |
源泉温度 | 40.5℃ |
湧出量 | 400L/分 |
pH値 | ー |
泉質 | ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 (等張性、中性、温泉) |
溶存物質 (ガス性のものを除く) |
8,111mg/kg |
加水の有無 | 有り |
加温の有無 | 有り |
循環の有無 | 無し |
ろ過の有無 | 無し |
入浴剤の使用 | 無し |
消毒の有無 | 有り (衛生管理のため、塩素系薬剤を使用) |
源泉は温泉成分(溶存物質)が非常に多いです。
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉とは
溶存物質(温泉成分)が8,111mg/kgと規定値(1,000mg/kg)を超えているため、塩類泉に分類される温泉です。
ナトリウムイオンとカルシウムイオン、塩素イオンが規定値を超えているため、ナトリウム・カルシウムー塩化物泉という名称になります。
単純温泉 | 源泉温度が25℃以上 |
塩化物泉 | 塩類泉 溶存物質(ガス性のものを除く)が1,000mg/kg以上 |
炭酸水素塩泉 | |
硫酸塩泉 | |
二酸化炭素泉 | 特殊成分を含む療養泉 |
含鉄泉 | |
硫黄泉 | |
酸性泉 | |
放射能泉 | |
含よう素泉 |
中性とは
水素イオン濃度による分類で、以下のように定義されています。
アルカリ性 | 美肌効果あり | pH8.5以上 (pH10.0以上は強アルカリ性) |
弱アルカリ性 | pH7.5〜8.5 | |
中性 | pH6.0〜7.5 | |
弱酸性 | 殺菌効果あり | pH3.0〜6.0 |
酸性 | pH2.0~3.0 (pH2.0未満は強酸性) |
等張性とは
温泉の浸透圧による分類で、人間の身体を作っている細胞液と等しい浸透圧を持つ液体を等張液といいますが、これは8.8gの食塩を1リットルの水に溶かした食塩水に相当します。この等張液を基準に、以下の3つに分類されています。
低張性 | 等張液より浸透圧の低いもの (8g/kg未満) 水分が吸収されやすい (ふやけやすい) |
等張性 | 等張液と同じ浸透圧を持つもの (8g~10g/kg) |
高張性 | 等張液より高い浸透圧を持つもの (10g/kg以上) 成分が吸収されやすい (湯あたりしやすい) |
*等張性と高張性は濃い温泉ということができます。
温泉とは
温泉は湧出地(源泉)での泉温により次の4つに分類されています。
高温泉 | 42℃以上 |
温泉 | 34~42℃ |
低温泉 | 25~34℃ |
冷鉱泉 | 25℃未満 |