泉質の特徴

「遊離二酸化炭素」が規定値に達した、二酸化炭素(炭酸ガス)を含む温泉です。

泉温が高くなると炭酸が気化、遊離するため、一般に泉温は低いです。

入浴すると身体に小さな気泡が付着するため「泡の湯」ともいわれています。

炭酸ガスは皮膚から吸収され、毛細血管や細小動脈を拡張し、血液の循環をよくするため、泉温が低くても入浴後は温まります。

また、心臓の拍動を増加させなくても血液の循環が良くなるため、血圧を下げる効果もあります。

高血圧や心臓病に効くのはこのためで「心臓の湯」ともいわれます。

二酸化炭素泉は飲用すると若干の酸味と清涼感があり胃腸を刺激するので利尿作用、鎮静作用、食欲増進などに効果があります。

成分が失われやすい泉質ですので、加温、循環しておらず、鮮度が良いことが大切です。

湯あたりしにくいとされていますが、遊離二酸化炭素が1,000mg/kg以上というのはかなりの濃度ですので、源泉や湯口での二酸化炭素中毒に注意が必要です。

この規定値の濃度は、炭酸ガス系入浴剤の約10~20個分ともいわれます。

浴槽に注がれることで、「気が抜けた状態」になり、適度な濃度に落ち着きます。

泉質別適応症

  • 浴用:切り傷、抹消循環障害、冷え性、自律神経不安定症
  • 飲用:胃腸機能低下

代表的な温泉地

青森県 みちのく温泉
秋田県 玉川温泉
福島県 大塩温泉
新潟県 中小沢温泉
山梨県 増冨温泉
岐阜県 湯屋温泉
兵庫県 吉川温泉
大分県 長湯温泉
七里田温泉