泉質の特徴

炭酸水素塩泉は、以前は「重炭酸土類泉」と「重曹泉」に分かれていました。

重炭酸土類泉はカルシウムー炭酸水素塩泉とマグネシウムー炭酸水素塩泉で、重曹泉はナトリウムー炭酸水素塩泉でした。

重炭酸土類泉は、痙攣や炎症を抑える作用があり、アレルギー疾患、慢性皮膚病、じんましん等に効果があります。

飲用することにより利尿作用とともに、尿酸の排泄作用も活発化し、痛風、尿路結石、膀胱炎等に効果があります。

さらに高血糖値を安定させるため、糖尿病にも効果があります。

基本的に無色透明ですが、成分のバランスにより濁ることや湯船に白淡褐色の成分が付くことがあります。

「重曹泉」は、浴用においては皮膚の表面を軟化させる効果があり、皮膚病や火傷、切り傷に良いと言われます。

また、皮膚の脂肪や分泌物を乳化して洗い流すため、石鹸のように皮膚を洗浄します。

そこで、皮膚表面から水分の発散が盛んになり、体温が放散されて清涼を感じるため、「清涼の湯」(冷えの湯)と言われます。

また、皮膚を滑らかにするため、ツルツル美白効果があり、典型的な「美人湯」です。

飲用することにより、「胃酸薬」のように胃酸を中和します。

泉質別適応症

  • 浴用:切り傷、抹消循環障害、冷え性、皮膚乾燥症
  • 飲用:胃十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、耐糖能異常(糖尿病)、高尿酸血症(痛風)

代表的な温泉地

北海道 支笏温泉
ニセコアンヌプリ温泉
宮城県 東鳴子温泉
新潟県 杉野沢温泉
笹倉温泉
佐和田温泉
雨飾温泉
姫川温泉
石川県 白峰温泉
長野県 星野温泉
小谷温泉
奈良県 十津川温泉
和歌山県 龍神温泉
兵庫県 湯村温泉
佐賀県 嬉野温泉
長崎県 島原温泉
大分県 別府温泉
熊本県 七水木温泉郷
鹿児島県 妙見温泉
日当山温泉郷
清姫温泉
安楽温泉