霊泉寺温泉(長野)和泉屋旅館の温泉分析書
長野の霊泉寺温泉『和泉屋旅館』の温泉分析書です。
内湯の温泉の注ぎ口にはコップが置かれていますので、飲泉ができます。
露天風呂は内湯より温度が低く、いつまでも入っていられます。
温泉分析書の記載内容
カルシウム・ナトリウムー硫酸塩温泉(アルカリ性、低張性、高温泉)です。
温泉成分に影響を与える項目が掲示されていませんでしたが、霊泉寺温泉の案内には4館ともに源泉かけ流しと記載されています。
源泉名 | 隣の共同浴場と同じ源泉を使用しているようです。 |
源泉温度 | 43.5℃ |
pH値 | 8.8 |
泉質 | カルシウム・ナトリウムー硫酸塩温泉 (アルカリ性、低張性、高温泉) |
溶存物質 (ガス性のものを除く) |
1,013mg |
加水の有無 | ー |
加温の有無 | ー |
循環の有無 | ー |
ろ過の有無 | ー |
入浴剤の使用 | ー |
消毒の有無 | ー |
カルシウム・ナトリウムー硫酸塩温泉とは
溶存物質(ガス性のものを除く)が1,000mg/kg以上ある温泉で、カルシウムイオン(76.19ミリバル%)とナトリウムイオン(23.32ミリバル%)、硫酸イオン(90.4ミリバル%)が20ミリバル%以上含まれている温泉です。
単純温泉 | 源泉温度が25℃以上 |
塩化物泉 | 塩類泉 溶存物質(ガス性のものを除く)が1,000mg/kg以上 |
炭酸水素塩泉 | |
硫酸塩泉 | |
二酸化炭素泉 | 特殊成分を含む療養泉 |
含鉄泉 | |
硫黄泉 | |
酸性泉 | |
放射能泉 | |
含よう素泉 |
アルカリ性とは
水素イオン濃度による分類で、以下のように定義されています。
アルカリ性 | 美肌効果あり | pH8.5以上 (pH10.0以上は強アルカリ性) |
弱アルカリ性 | pH7.5〜8.5 | |
中性 | pH6.0〜7.5 | |
弱酸性 | 殺菌効果あり | pH3.0〜6.0 |
酸性 | pH2.0~3.0 (pH2.0未満は強酸性) |
低張性とは
温泉の浸透圧による分類で、人間の身体を作っている細胞液と等しい浸透圧を持つ液体を等張液といいますが、これは8.8gの食塩を1リットルの水に溶かした食塩水に相当します。この等張液を基準に、以下の3つに分類されています。
低張性 | 等張液より浸透圧の低いもの(8g/kg未満) ⇒水分が吸収されやすい(ふやけやすい) |
等張性 | 等張液と同じ浸透圧を持つもの(8g~10g/kg) |
高張性 | 等張液より高い浸透圧を持つもの(10g/kg以上) ⇒成分が吸収されやすい(湯あたりしやすい) |
*等張性と高張性は濃い温泉ということができます。
高温泉とは
泉温が42℃以上の温泉のことで、温泉は湧出地(源泉)での泉温により次の4つに分類されています。
高温泉 | 42℃以上 |
温泉 | 34~42℃ |
低温泉 | 25~34℃ |
冷鉱泉 | 25℃未満 |